2月:凛とした空気の中に

 

 

 

 

この時期、凛とした冷たい空気の中にしばらく身を置きますと、
思考は停止して感覚が研ぎ澄まされます。
冷たさが思い考えることを凍らせ、目に映るものだけに集中します。
寒さは苦手ですが、この感覚を得ることは私にとり非常に大切です。
朝に、昼に、夕に、夜に、、、と欲張る私です(笑。

雪の降る日というのは光が無いので雪すらグレーに見えます。
グレーの世界を恨めしく眺めます・・・。
と、次の瞬間!
空が割れたかのように太陽の光が現れました!!!
空に、太陽に、感謝。

 

 

ヴェルディ:レクイエム ~ リベラメ ~

 

Libera me, Domine, de morte æterna,
in die illa tremenda.
Quando cœli movendi sunt et terra,
Dum veneris judicare sæculum per ignem.
Tremens factus sum ego et timeo,
dum discussio venerit atque ventura ira.
Quando cœli movendi sunt et terra.
Dies illa, dies iræ
calamitatis et miseriæ,
dies magna et amara valde.
Dum veneris judicare sæculum per ignem.

Requiem æternam dona eis, Domine,
et lux perpetua luceat eis.

Libera me, Domine, de morte æterna,
in die illa tremenda.
Quando cœli movendi sunt et terra,
Dum veneris judicare sæculum per ignem.

 

「Messa da Requiem」~ Libera me ~
Giuseppe Fortunino Francesco Verdi

 

 

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1月:足あと

 

 

 

 

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

皆さまは今年一年をどのような年にと願いますでしょうか。
若い頃は「あれもしたい・これもしたい」と考えたものですが、
近年は様々な願いを思い描いた後に、
いえいえ健康で一年を過ごせられたら幸せ、と落ち着きます(笑。

年末に降りました雪、お庭一面が真っ白な世界になりました。
二日後にふと見ますと鹿の足跡があるではないですか!
冷たく静かな時間の中、この足跡を眺めていますと様々な思いが浮かびます。
・・・次の雪に埋もれてしまうかもしれない
・・・太陽に溶かされてしまうかもしれない
・・・違う誰かに踏み荒らされてしまうかもしれない
しかし私がちゃんと足跡を発見しました!
そしてその足跡を見た私は、ふと考えさせられました。
私も今年は新たなる「足あと」の一歩をスタートしよう!と。
そんな私の足あとを見て、また誰かが何かに気づいてくださったら素敵ですものね。
自然が私に与えてくれるものは何と素敵なのでしょう!
さぁ!笑顔で新年スタートです!

宇宙、地球、世界、日本、皆が愛で満たされますように。

 

 

歌劇『 アドリアーナ・ルクヴルール 』より
~ 私は創造の神の卑しい下僕 ~

 

Ecco: respiro appena…
Io son l′umile ancella
Del genio Creator:

Ei m’offre la favella,
Io la diffondo ai cor.
Del verso Io son l′accento,
L’eco del dramma uman,
Il fragile strumento
Vassallo della man…
Mite, gioconda, atroce,
Mi chiamo, mi chiamo Fedeltà.
Un soffio è la mia voce,
Un soffio è la mia voce,
Che al novo di morrà…

 

Opera「Adriana Lecouvreur」
~ Ecco, respiro appena…Io son l’umile ancella ~
Francesco Cilea

 

 

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12月:鐘が鳴ります

 

 

 

 

山々は紅葉の終わりを告げ、初冬を思わせる冬木となってきました。

夕陽にシルエットになっている柿の木を見ると、
これ以上の日本の原風景はあるのかしら・・・ため息一つです。
柿の木が歌詞にあるわけでは無いのですが、
必ず思い浮かぶ大好きな日本歌曲があります。

そのようなことを考えておりましたらY氏に柿をいただきました。
山の柿だそうで、コロンコロンと野生児のような元気さです!
あら?この柿・・・イスラエルのKAKIとそっくりです!!
そう、イスラエルでも柿は好まれる果物です。
しかも「KAKI」というのです!
またまたY氏は思い出も一緒に届けてくれました・・・感謝。

 

 

鐘が鳴ります

作詞:北原白秋
作曲:山田耕筰

 

鐘が
鳴ります
かやの木山に

山は
寒空
遠茜

一つ星さへ
ちらつくものを

なぜに
ちらりとも
出て見えぬ

 

 

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11月:ポーポー

 

 

 

 

皆さまご存知でしょうか?!
ポーポー、ポポーなどと呼ばれるそうですが・・・
鳩ではありません(笑)
黄緑色の果実です!
「幻の果実」とも言われているそうです。
いつも美味しいものを届けてくださるY氏が届けてくださいました!
私は聞いたことはありましたが、
見るのも手に取るのも初めてでした(興!

一口頬張ると・・・
南国が口一杯に広がってくるではありませんか!!
黄緑色の外見、大きな種がますます南国を思わせます。
トロ~ッとした甘みが私を空想の世界へ導いてくれます。
ポワン~ポワンポワ~ン・・・

インディアンの時代からのポーポー。
インディアンの顔立ちは彫りが非常に深く、
表情も厳しいイメージが強いです。
しかしあの厳しい表情さえも笑顔にしたでしょう(甘!
大昔の人と同じ物で笑顔になっている・・・不思議な気持ち。
一口の味覚がまるでタイムマシンに乗ったような気分になりました。
Y氏!インディアンの世界まで届けてくださって感謝~!

子どもの頃に弾いたピアノ曲、
作曲:コルトー「インディアンのおどり」が頭に聞こえてきました~♪
ソレレレレミレ~
ソレレレシラソ~

 

 

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10月:里の秋

 

 

 

 

秋晴れのウォーキングはどこまでも歩いていけそうに感じます。
太陽は強いですがヒンヤリとした風が背中を押してくれます。
トンボの羽も秋の野草も風に揺られながらキラキラ、
お乳を飲む子鹿と母鹿にも出会いながらのウォーキング。
ふと下を見ましたら栗が落ちています!
小さいイガ栗、それでも動物が開けた跡があります。
最高なご馳走ですものね!!

私の頭の中は妄想~
ポワンポワンポワン~
栗ごはん、渋皮煮、甘露煮・・・

帰宅しましたらビックリ!!!
なんとまぁ!大きな大きな栗を届けていただきました。
この大きな栗が3つも入るイガ、さぞかし大きいのでしょう。
イガとの格闘をしていただき、こうして届けてくださる・・・感謝。
この見事な栗の大きさに驚きながら手に取ると秋の恵を感じました。
そしてついつい口ずさみました・・・

 

 

里の秋

作詞:斎藤 信夫
作曲:海沼 実

 

しずかなしずかな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実煮てます いろりばた

あかるいあかるい 星の空
なきなき夜鴨(よがも)の 渡る夜は
ああ とうさんの あのえがお
栗の実たべては おもいだす

さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて かえられる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜もかあさんと 祈ります

 

 

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9月:炎

 

 

 

 

先日”夏の思い出を作りましょう”ということで、
スウェディッシュトーチという北欧のたいまつを楽しみました。

丸太に十文字の切れ込み、そこに火をつける。
・・・それだけなのです。
その火を元に暖を取り、調理をする。
・・・ただそれだけなのです。
そして、火を見る。
・・・ただただ、それだけなのです。

馬に乗った騎士が松明を掲げて走っている炎・・・
洞窟の中で向き合うあなたの瞳にうつる炎・・・
様々なシーンが脳裏に浮かんできます・・

しかし時間と共に自分の中にある様々な言葉も無くなります。
これが”無”の状態なのでしょう。
しばらくすると心の底の自分の声が聞こえてくるようです。
自分との対話、とても素敵な時間でした。

 

 

「ひとりの対話」より ~ 縄 ~

作詞 : 高野喜久雄
作曲 : 高田三郎

 

手をはなせ 手をはなせ
と ささやく ものがある
ふと 気がついてみると
わたしは にぎりしめていた わたしのなかに
不気味に 垂れている 一本の縄!
上に向かっても 下に向かっても
たぐれば たぐっただけのびてくる
不思議な縄だ
所詮 たぐることは空しい
たぐることは 空しいが しかし
たぐらずにいれば
もう
わたしは 駄目になってしまいそうな縄

 

 

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8月:芭蕉布

 

 

 

 

私は夏が大好きです!日光は山の夏!!
強い太陽の日差しを受ける木々の緑たち。
時折吹く風に羽をキラキラさせながらトンボが飛びます。
午後にはザーッとスコールが来て、
暑さがクールダウンしてくれるか、蒸してしまうか・・・。

夜は一日の体の消毒をしなければ(笑!
日中は”山の夏”を過ごしましたので、夜は”海の夏”を感じましょう。

 

 

芭蕉布

作詞:吉川 安一
作曲:普久原 恒勇

 

海の青さに 空の青
南の風に 緑葉の
芭蕉は情に 手を招く
常夏の国 我した島沖縄(うちなー)

首里の古城の 石だたみ
昔を偲ぶ かたほとり
実れる芭蕉 熟れていた
緑葉の下 我した島沖縄(うちなー)

今は昔の 首里天ぎゃなし
唐ヲゥーつむぎ はたを織り
じょうのうささげた 芭蕉布
浅地紺地の 我した島沖縄(うちなー)
我した島沖縄(うちなー)

 

 

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7月:夢のあとに 〜 Après un Rêve Op.7 〜

 

 

 

 

覚めたくない夢をご覧になったことはありますか?
朝、目を開いて最初に感じる感覚が憂鬱というか悲しみというか・・・
何という一日のスタートでしょう。
しかしそのような思いも素敵な感覚。

 

 

夢のあとに

 

Dans un sommeil que chamait ton image,

Je rêvais le bonheur, ardent mirage.

Tes yeux étaint plus doux, ta voix pure et sonore,

Tu rayonnais comme un ciel éclairé par l’aurore

Tu m’appelais et je quittais la terre

Pour m’enfuir avec toi vers la lumiére.

Les cieux pour nous entr’ouvraient leurs nues,

Splendeurs inconnues, lueurs divines entrevues

Hélas! Hélas, triste réveil des songes,

Je t’appelle, Ô nuie, rends-moi tes mensonges,

Reviens, reviens radieuse,

Reviens, Ô nuit mystérieuse!

 

”Après un Rêve” Op.7
Gabriel Urbain Fauré / Romain Bussine

 

 

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6月:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より ~ 夕べの祈り ~

 

 

 

 

木々だけではなく、芝生も青々としてきました。
野花が可愛らしくアクセントをつけてくれます。
黄色・薄紫・ピンク・・・
その中でも一際目立つ”シロツメクサ”。
シロツメクサの花輪、
と言いましたらヘンゼルとグレーテル!
オペラの中でも素晴らしいメルヘンの舞台です。
・・・シロツメクサの花輪を頭に
・・・とちおとめを頬張ったら
私もグレーテルになれるかしら?!

 

 

歌劇「ヘンゼルとグレーテルより 〜 夕べの祈り 〜

HANSEL/GRETEL

Sandmann war da!

Lass uns den Abendsegen beten!



Abends will ich schlafen gehn,

Vierzehn Engelein um mich stehn:

Zwei zu meinen Haupten,

Zwei zu meinen Fussen,

Zwei zu meiner Rechten,

Zwei zu meiner Linken,

Zweie, die mich decken,

Zweie, die mich wecken…


…zweie, die mich weisen

Zu Himmels Paradeisen!

… zweie, die zum Himmel weisen!

Opera「Hansel und Gretel」〜 Abendsegen 〜
Engelbert Humperdinck / Adelheid Wette

 

 

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5月:万霊節 Allerseelen Op.10-8

 

 

 

 

私の最も好きなドイツリートの一曲。
シュトラウスの音楽が新緑と重なり合い、
心の中に流れます。
新緑の好きな亡き父が語りかけてくれます。
ですから私は答えます・・・
いつも一緒よ〜っ!と(笑

 

 

万霊節

 

Stell’ auf den Tisch die duftenden Reseden,

Die letzten roten Astern trag herbei,

Und laß uns wieder von der Liebe reden,

Wie einst im Mai.

Gib mir die Hand,daß ich sie heimlich drücke

Und wenn man’s sieht,mir ist es einerlei,

Gib mir nur einen deiner süßen Blicke,

Wie einst im Mai.

Es blüht und duftet heut auf jedem Grabe,

Ein Tag im Jahr ist den Toten frei;

Komm an mein Herz,daß ich dich wieder habe,

Wie einst im Mai.

 

”Allerseelen” Op.10-8
Richard Strauss / Hermann von Gilm

 

 

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