RAPTORS

 

 

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République de Guinée / CB parents-imprint ( Captive Bred )

 

 

“ 猛禽の美 “ という美しき誤解 “ raptor beauté ; faire le coquet “ belle incompréhension

 

 

多分一羽の猛禽の他には、誰でも敢えてそこの客として訪れることはない深淵。
そうかと言って、猛禽たちは何か深遠なことを然う然う考えているわけではない。
威厳あるように振舞い、尊大に構える気どった物腰で、
あたかも関心を惹き付けているかのように猛禽たちは蠱惑 ( こわく ) するが、
それは猛禽としての威厳であって、何も疑問視する必要はない。
寝床で猛禽が、その趾の鉤爪が、胸に着地して、
内懐を鉤嘴で小突き、水に熱心な唇の間に尾羽を押しつけたのは、
夢ではなくて日々の現実。
互いの振る舞いや目標を理解し合うためには常に時間がかかり、
もちろん疑いなく辛抱を要するが、唯一の方法は信頼関係づくりを繰り返すことだ。
魅力的とか、刺激的とか、などというわけにはいかないが。
疑いを挟む余地のない、または明確な人の威信の失墜を回避させたいならば、
互いに能う限り真剣に付き合うことが大切。
猛禽との威厳の張り合いとそれに伴う信頼感の完全復活に妙薬はない。
人には、猛禽ほどの怪しげな余威はないのだから。
極めつけの馬鹿以外は、美しいの意味が可愛いに変わるような、かっぱらう語義変化はしない。
一度でも猛禽の忌諱に触れることがあれば、信頼関係はお釈迦になる。
猛禽たちに恋することはできないからといって、何もそう釈迦力になる必要はない。
威信を賭けなければならないわけではないのであって、そうムキにならない。
猛禽たちにムキになると損をするだけ。
無記 ( むき ) になって猛禽たちから答えが得られない問題は、
際限のない議論に陥るだけで、何の徳にも利にもならなし、かかわるべきではない。
猛禽たちに授記を与えてもらえる保証など何一つもない。
色ばむところや泥むところとなれば晴らすことになる。
危ない試みは一切しないほうがいい。
猛禽たちに対して先ずは晴れやかな胸臆を明白にして、
はっきりとした意識の広がりをもつべき。
猛禽たちと決して踊り狂わず、唯一個の猛禽と仕抜きしなければ、
必ずや悋気の威圧を被り、その強烈な嫉妬は冷酷であるよりも苛酷であり、過酷でもある。
常に絶えずしっかりと感受して受容さえすれば、思い切ったる死に狂いはない。
ながいこと人間のようであるとみなしてきた爾汝の交わり火石 ( ほしい : 星 ) の遥場。
坦 ( あけひら ) の都市 “ 仰いだ器 “ からほどよく遠い、
堆 ( うずたか ) の丘陵 “ 伏せた器 “ に、
ほとんど猛禽たちのものである、術も、技も、有り余るほどのすべての黙示に誘われて。
天空に飛翔し、天地に獲物を狙う、その生物種として、
生態ピラミッドの頂点に立つ大型の高次消費者、学習とその習慣の力は偉大。
風切り羽をもつ強靭な翼で張飛した鷹の目の猛禽たちは鋭い鉤爪と鉤嘴で、
彷徨うことなく遣るなら核心を突いた。
狩りという習性に基づく収斂進化の結果として余勢を駆る猛禽たちにとっては、
張飛する生態系の頂点に君臨する証でもあった。
精密な羽毛の衣を羽織る、美しく品格のある気高いばかりの猛禽たちは、
ながいこと目で視てきた人間の視られた世界に順応してはいなかった。
猛禽は信頼関係が成り立った者に限り、人間が本質において何であるかを知らしめた。
狭匙 ( 切匙 ) で腹を切る人間を深く知り、
強い者を助け、勇気を与え、大胆に振舞う者の味方をする。
猛禽たちを未だ深く知って書き記した者はいない。
猛禽たちが本質において何であるかを。
幾人( いくたり ) か、その本質の幾つかを何かしら認知したようだが、
猛禽は臆することなく、その他の多くの者をむしろ不承不承、只々前を通らせたにすぎない。
数多の神話伝説を人間に与えざるを得ず、
速さと強さや高貴と権力の地位象徴さえも人類に授けざるを得なかった。
天空に張飛する威厳に充ち満ちたものとして、
飛び振り返りざまに北叟笑む ( ほくそえむ ) 余威があった。
さあ、ついて来い! 一緒に飛べるだろうと。
チョウとの数億年前あるいはキノコとの数十億年前の共通祖先は別として、
一億数千万年前、もしかしたら二億数千万年前からの猛禽たちと、
恐竜が絶滅する少し前の数千万年前から、数百万年前、数十万年前にデビューした人間。
その人間は、猛禽たちの狩猟本能をまったく知らない。
犬はこの人間を安全だとして導くが、猛禽はその人間を危険だとして導かない。
危険のほうが安全よりもいっそう安全であり、信じることができると。
犬は人を惹き付け、そぞろ揺すって選び待ち、誘って駆り立て、そぞろあるく。
猛禽は人を突き放し、そそり揺すって選び分け、強いて駆り立て、あまそそる。
軽佻浮薄な挑戦を能書き垂れる怪しき人の自碇の挙動に対し、
時制の一ムード的意味を伴う空想未来の奮闘馳駆を謳い鼓吹する浮ついた人の信念痴態に対し、
疑いを挟む余地のない、または明確な人の威信の失墜をそそる猛禽。
現実であるよりも現実的である猛禽の美という美しき誤解。
されど、されど猛禽は美しい。

 

 

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