暑さが和らぎ、次の季節への移り変わり時期となりました。
感覚とはおもしろいもので、
風一つ、光一つにしても人様々の感覚違いがあります。
心地よい風か、肌寒い風か・・・
温かい光か、物悲しい光か・・・
しかし風は、光は、そんなことは何も考えていません。
ただ吹く・・・
ただ光る・・・それだけです。
野に咲く一輪のお花を見て、
心強く感じるも、淋しげに見えるも、
こちらの心持ちによって変わります。
そう、今日と明日では違って見えたりもします。
野に咲く一輪のお花は何も変わっていないのに・・・。
そんなたわいもない事が頭を過ぎる・・・
それがこの時期の贅沢な時間なのだと感じます。
それをも感じるか、感じられないか。
私は前者でありたいと・・・深く、深く、深呼吸一つ。
そして、この深呼吸が次の演奏のブレスとなる。
歌劇「トスカ」より
~ 歌に生き、恋に生き ~
issi d’ arte, Vissi d’ amore
Vissi d’ arte, vissi d’ amore,
non feci mai male ad anima viva!
Con man furtiva
quante miserie conobbi, aiutai…
Sempre con fe’ sincera
la mia preghiera ai santi tabernacolo salì,
sempre con fe’ sincera
diedi, fiori agli altar.
Nell’ ora del dolore
perchè, perchè, Signore,
perchè me ne rimuneri così?
Diedi gioielli della Madonna al manto,
e diedi il canto agli astri, al ciel,
che ne ridean più belli.
Nell’ ora del dolor,
perchè, perchè, Signor,
perchè me ne rimuneri così?
Giacomo Puccini : Tosca, Act II ” Vissi d’ arte, Vissi d’ amore“ (Tosca )
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