我が家から見える”新緑”。
素晴らしく美しい景色を表現する言葉は何一つ浮かびません。
これほど幸せが降りそそぐ時期はありません。
そして大好きな5月の新緑だからでしょうか、私はふと感じます。
我が家から見える多くの木々の中に一本の道があります。
様々な新緑の美しい緑、そこに多くのヤマツツジが美しく華々しく咲いています。
首都圏から引っ越してきまして”ツツジ”に対する感覚が変わりました。
これまでツツジと言いますと、学校やビルの間に植えられているものや排気ガスにも強いことから道路に沿って四角く剪定されたもの、またはお庭に形良く剪定されたものがツツジのイメージでした。
しかしヤマツツジはそのようなツツジとは違います。枝とお花!
葉はお花が咲いてから出てくるようです。
まるで”木”と言うくらいの大きさに驚きます。
3~5メートルにもなる大きいヤマツツジ!いつも見上げて鑑賞です。
英語では伸びた枝に咲く赤いお花を”棒の先で燃える松明”に例えて「トーチ・アザレア(松明ツツジ)」と呼ばれているそうです。
私の幼かった時分
緑の頃に祖父と手を繋ぎ 木々の中に向かった
祖父と笑い合い私は おおはしゃぎした
今こうして 新緑の木々を見ていると
木々の間に 祖父と幼い私が見えてくる
沢山の木々の間に 祖父と幼い私が見える
あちらの木々の間
こちらの木々の間
豊かな白髪の祖父と おかっぱ頭の私
笑い声が聞こえる
そこへ 大きな身体の男性が迎えに来た
大きな身体の男性は大好きな父
父に飛びついている私がいる
笑い声が三人に増える
大好きな新緑を見て
三人の幸せな笑い声に包まれているのになぜ
景色がにじんで見えてくる
先日の夜、我が家の2階からカーテンを開けて一本道を見ますと何かがゴォゴォと燃えています!ハッと息を呑みました。
山の火事は恐ろしいです・・・
目を見開き・・・
心臓はドキドキ・・・
自分を落ち着かせ、よく見ました。
そう、街路灯に照らされた大きな大きな何本ものヤマツツジがまるで燃えているかのように見えたのです。
山の春、夜には燃え上がるヤマツツジ・・・
いつの日か夜のヤマツツジを見て、ヒヤリとした感覚と共によみがえるのでしょう・・・。
思い出とは探さずとも、
思いがけないところに見え隠れしていますね。
今のこの時も、いつの日にか思い出になる。
不思議です。
ネッラ・ファンタジア
Nella fantasia io vedo un mondo giusto,
Lì tutti vivono in pace e in onestà
lo sogno d’anime che sono sempre libere,
come le nuvole che volano,pien’ d’umanità in fondo all’anima.
Nella fantasia io vedo un mondo chiaro,
lì anche la notte è meno oscura.
lo sogno d’anime che sono sempre libere,
come le nuvole che volano,pien’ d’umanità in fondo all’anima.
Nella fantasia esiste un vento caldo,
che soffia sulle città, come amico.
lo sogno d’anime che sono sempre libere,
come le nuvole che volano,pien’ d’umanità in fondo all’anima.
”Nella fantasia”
Ennio Morricone
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