菅 家 奈 津 子 : メゾ・ソプラノ Mezzo Soprano : NATSUKO KANKE

国立音楽大学声楽科首席卒業。武岡賞受賞。同大学院オペラ科修了。
戸田敏子、田島好一、ミレッラ・パルット、横田和子の諸氏に師事。
読売新人演奏会、桃華楽堂での皇后陛下主催演奏会をはじめとする数多くの演奏会に出演。
大学院修了オペラ・モーツアルト「コジ・ファントゥッテ」のフィオルデリージ役で出演。
大学在学中、国立音楽大学海外派遣生としてイタリアのレスピーギ音楽院サマーセミナーに参加。修了演奏会出演。
1999年にソプラノからメゾ・ソプラノに転向。
東京交響楽団(指揮:ウリ・セガル)とのヴェルディの「レクイエム」アルトソロでは高い評価を得る。
コンサートでは、バッハ「ロ短調ミサ」、マーラー「交響曲第3番」、モーツァルト「レクイエム」、
ラインベルガー「大レクイエム op.60」(本邦初演)、メンデルスゾーン「聖パウロ」、
ハイドン「ネルソン・ミサ」「パウケン・ミサ」、ヘンデル「メサイヤ」、
ベートーヴェン「荘厳ミサ曲」「第九交響曲」等に出演。
2000年にはアメリカのボストン、イスラエルでもコンサートに出演し、豊かな音楽性と深みのある声で好評を得た。
オペラでは、2002年1月「椿姫」アンニーナ役で藤原歌劇団デビュー。
同年7月チョン・ミュンフン指揮「蝶々夫人」ケイト役で新国立劇場デビュー。
同年9月には文化庁主催「愛の妙薬」ジャンネッタ役で出演。
パイオニア合唱団主催「かぐや姫」(初演) 嫗役。国立音楽大学主催「魔笛」クナーべ3役。
文化庁新進芸術家公演事業・日本オペラ団体連盟主催「ヘンゼルとグレーテル」ゲルトルート役。
日生劇場主催「ヘンゼルとグレーテル」ゲルトルート役。
(財)日本オペラ振興会・(社)日本演奏連盟主催「たそがれは逢魔の時間」美しい中年の妻役。
(財)日本オペラ振興会50周年記念オペラ「天守物語」萩役。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァ役では非常に音楽的に歌い上げ、
“サントゥッツァの心情を細かく表現していた”“はまり役”と、
高評を得るなどのオペラをはじめとする、多数のオペラに出演。
ベートーヴェン「第九交響曲」では、読売日本交響楽団・小林研一郎指揮、
東京フィルハーモニー管弦楽団・円光寺雅彦指揮、東京シティ フィルハーモニック管弦楽団・広上淳一指揮、
東京フィルハーモニー交響楽団・金 聖響指揮、大賀典雄指揮、大町陽一郎指揮等をはじめとする多くの演奏会に出演。
2006年8月には、奈良・東大寺大仏殿「万国戦没者慰霊法要」で奉納演奏を行い、
オランダ領事館にお誉めの言葉を頂くなど高評を得た。
2008年立川パレスホテル「菅家 奈津子メゾ・ソプラノショー(主催:立川パレスホテル)」を開催、
2011年からは、歴史あるホテルで名の知れている「横浜・ニューグランドホテル」の伝統的なル・ノルマンディにおいて、
「菅家 奈津子 メゾ・ソプラノショー」を開催。
チケットが発売から1ヶ月半で完売となるという盛況から、毎年開催。
指導をして17年目になる女声コーラス「コーラス 槐」、
同じく指導をして8年目になる高齢者総合福祉施設・至誠ホーム内でのコーラス「シングメイツ 音の風」、
そして、新潟県妙高市ジュニア合唱クラブ(2005年4月〜2007年3月)などのコーラス・合唱指導に加え、
学生の頃から障害者の施設訪問コンサート・障害者のためのホールコンサートもしてきたことから、
2010年より障害者支援事業(NOAH)にも加わり、多くの人々に「音楽」に触れて欲しいと、
演奏活動以外にも積極的に取り組んでいる。
2013年からは主催:岩手県北上さくらホール「キッザート」の講師として、
岩手県北上さくらホールへ月に2回通っている。
この事業は、「現役の舞台人と子供達が接することにより、感受性を高める・引き出す」という根底の考えに加え、
震災を乗り越えた子供達の心のケアを考えている。

藤原歌劇団団員、日本演奏家連盟会員。財団法人「地域創造」平成16・17年度公共ホール音楽活性化登録アーティスト。
現在、財団法人「地域創造」公共ホール音楽活性化登録OGアーティスト。