いまにも雪が降り出しそうな灰色の空、
しかし晴れの日も多い冬の空。
これから来る冬を感じる冷たい空気。
これから来る冬を感じるのは肌だけではなく、目からも感じる。
木々はすっかり葉を落とし、まるで命尽きたかのようなたたずまい。
いや違う、もう次の生命を準備し始めている。
様々な野鳥や鹿たちは雪が降り始めたら「我先に」と食するだろう。
晴れの日は太陽を浴びようと野鳥は羽を広げ、鹿は体を伸ばす。
各々が底力を出し、
各々が力を合わせ、
各々が小さな事に感謝をし、
皆で乗り越える姿が美しく力強く感じる。
トゥッティ・・・皆で!全員で!という音楽用語。
指揮者の「トゥッティ!」の一声で舞台に関わる全員がハッとする瞬間。
リサイタルではソリストの「トゥッティ!」という心持ちが舞台を暖かくする。
・・・さぁ!リサイタルよ!
トゥッティ!トゥッティ!トゥッティ!!!
歌劇「フェドーラ」より
~ 愛さずにはいられないこの想い ~
Amor ti vieta di non amar…
La man tua lieve, che mi respinge,
cerca la stretta della mia man;
la tua pupilla esprime: T’amo!,,
se il labbro dice: Non t’amero!
U. Giordano: Opera「Fedora」
~ Amor ti vieta ~
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